東京農業大学への進学はすごい?
結論から述べると、東京農業大学への進学は「あまりすごいと言えません」
MARCHレベルには届かないが、東京農業大学が合格圏内であり、ここで学びたいと思えるのであれば進学する価値はあるでしょう。
大学受験生の中でも中央~中央やや下ぐらいのレベル感ですので、自慢はできないが世間一般の相手に恥ずかしい思いをすることはあまりないと言えます。

当サイト独自の「すごい度ランク判定」において、東京農業大学は「Dランク」としています。
東京農業大学の基本情報
所在地 | 東京都 |
偏差値 | 37.5〜55.0 |
初年度学費 | ¥1,396,800~ ¥1,643,800 |
教員数:学生数 | 教員数:415人 学生数:13,679人 (教員1:学生32.9) |
出身者 | ・永井大 ・石崎信弘 ・八重樫剛 ・大沢一彦 ・涌井雅之 |
東京農業大学は偏差値の観点ではすごい?
東京農業大学の偏差値は37.5〜55.0となっています。(100人中の場合89位~30位程度のレベル)
これはMARCHや関関同立より低く、日東駒専・産近甲龍と同じレベル感の偏差値となりあまりすごいとは言えません。
MARCH、関関同立は学歴フィルターを抜けられる大学ランク帯でもあるため、受験生・企業共に重要視されることが多い大学群です。
「日東駒専」「産近甲龍」は中堅私大グループとされており、普通レベルの大学最終ラインと考えられることが多い大学群です。(”普通レベル”とは大学受験生に限った場合であり、高卒や中卒など含めた同年代全員で考えると上位3割ぐらいには入るレベル)
東京農業大学は日東駒専、産近甲龍と同じ程度のレベルなので、偏差値で考えると”普通”と考えられます。
東京農業大学の偏差値は37.5〜55.0ですが、入試科目が1~4教科程度と少なめ。
対策範囲が狭い故に偏差値が高く出ている可能性は考えられます。
国立大学では、偏差値的に東京農業大学と同等であったとしても、共通テスト6教科8科目程度に加えて2次試験も加わってくるため、明らかに学習範囲が違っています。
上記のことも含めて考えると、東京農業大学の偏差値は数字よりもさらにすごくないと言えるかもしれません。
東京農業大学は学費の観点で見るとすごい?
東京農業大学の初年度学費は学部によって異なり、¥1,396,800~¥1,643,800
となっています。
文部科学省の【国公私立大学の授業料等の推移】によると、令和3年度の私立大学の平均学費は¥1,176,894となっています。(授業料:¥930,943、入学料:¥245,951)
これに対して、東京農業大学は¥1,030,000。(入学料と授業料のみ)
平均よりも14万円ほど安くなっているので、すごいと言えます。
4年間の学費で見ると、東京農業大学は国立大学の標準学費よりも230~330万円ほど多く掛かります。
やはり国立大学の大きなメリットである「学費の安さ」には、遠く及ばない金額です。
高い学費を払うことを「すごい」と捉える場合、東京農業大学は国公立大学に比べて圧倒的に学費が高いので「結構すごい」ということになります。
東京農業大学の就職実績はすごい?
東京農業大学の就職者は卒業生の内約75%となっています。
厚生労働省が出している【令和6年3月大学等卒業者の就職状況】内で、私立の就職希望率を見ると84.2%となっているため、東京農業大学の就職希望率は平均よりも少し低いようです。
一方の進学は約15%となっており、卒業後に就職する方が多いようです。
就職者の業種のうち、目立つところは以下の3業種となります。
製造業では「山崎製パン」「丸大食品」「ニチレイフーズ」など
情報通信業では「日本ソフト技研」「東京コンピュータサービス」「NSW株式会社」など。
公務では「東京都庁」「農林水産省」「国土交通省」などが見受けられます。
公務への実績が多く「ややすごい」と言えます。
東京農業大学のレベルだと学歴フィルターに引っかかってしまいやすいため、メガバンクや業界トップ企業への就職は厳しい傾向です。
しかし、農業大学ということで専門性を活かした就職先に強いようです。Fラン卒や高卒では通常辿り着けない就職先も選択肢としてたくさんあります。
東京農業大学のネット評判(知恵袋)はすごい?
東京農業大学のネット上での評判は「良くも悪くも」と言ったニュアンスのコメントが多く見られます。
東京農業大学のネット評判は、ボロカスに言われていることはあまりありません。
ネガティブな評判としては
- 一般大企業には行けない
- 業界外に出るのは厳しい
といった内容です。
就職に関する評判が多く、専門内での就職であれば強いと評する方が多くいました。
一方で、専門外の企業への就職はやや厳しいようです。
まとめ
東京農業大学あまり「すごい」とは言えません。
Fラン卒や高卒に比べれば「すごい」と言えます。

当サイト独自の「すごい度ランク判定」において、東京農業大学は「Dランク」としています。