小樽商科大学への進学はすごい?
結論から述べると、小樽商科大学への進学は「ちょっとすごい」と言えます。
MARCHレベルには届かないが、小樽商科大学が合格圏内であり、ここで学びたいと思えるのであれば進学する価値は十分にあるでしょう。
大学受験生の中で中央ぐらいのレベル感ですが、国立大学という点で、めちゃくちゃ自慢はできないが世間一般の相手に恥ずかしい思いをすることはあまりないと言えます。

当サイト独自の「すごい度ランク判定」において、小樽商科大学は「Cランク」としています。
小樽商科大学の基本情報
所在地 | 北海道 |
偏差値 | 47.5~50.0 |
初年度学費 | ¥408,900~¥817,800 |
教員数:学生数 | 教員数:102人 ※非常勤講師を除く 学生数:2,025人 (教員1:学生19.8) |
出身者 | ・伊藤整(作家) ・小林多喜二(作家) ・石川哲郎(実業家) ・島崎憲明(実業家) ・青木和夫(政治家) |
小樽商科大学は偏差値の観点ではすごい?
小樽商科大学の偏差値は47.5~50.0となっています。(100人中の場合60位~50位程度のレベル)
これはMARCHや関関同立より低く、日東駒専、産近甲龍を少し上回るレベルの偏差値となり少しすごいと言えます。
MARCH、関関同立は学歴フィルターを抜けられる大学ランク帯でもあるため、受験生・企業共に重要視されることが多い大学群です。
小樽商科大学はMARCH、関関同立以下の偏差値となっています。
学力的に伸びしろがあり、受験までの時間にも猶予があるなら、MARCHレベル合格を目指す方が偏差値的には良いと言えるでしょう。
「日東駒専」「産近甲龍」は中堅私大グループとされており、普通レベルの大学最終ラインと考えられることが多い大学群です。(”普通レベル”とは大学受験生に限った場合であり、高卒や中卒など含めた同年代全員で考えると上位3割ぐらいには入るレベル)
小樽商科大学は日東駒専、産近甲龍を少し上回るレベルなので、偏差値で考えると”普通よりは上”と考えられます。
入試科目は5~6教科7科目に加え、2次試験3教科となっており、対策範囲が広いことから偏差値が少し低く出ている可能性があります。
大学によるものの、3教科程度の軽量入試が採用される私立より小樽商科大学は科目が多いので、同レベルの私立合格よりすごいと言えるでしょう。
小樽商科大学は学費の観点で見るとすごい?
小樽商科大学の初年度学費は¥408,900~¥817,800となっています。
文部科学省が定めている国立大学の標準学費は
- 入学料…¥282,000
- 授業料…¥535,800
- 合計…¥817,800
となっています。
小樽商科大学は文部科学省が決めた標準学費に沿った学費となっていますね。
夜間コースであれば、標準学費から半額の¥408,900となり、格段に安くなります。
4年間の学費で見ると、小樽商科大学は私立大学の平均学費よりも大体150万円ほど安く済みます。
さらに夜間主コースの場合、270万円も安くなります。
私立大学と比べて4年間で150万円~270万円もの負担を軽減できることは「すごい」と言えるのではないでしょうか。
やはり学費が安いというのは国公立大学の大きな利点です。
高い学費を払うことを「すごい」と捉える場合、小樽商科大学は私立大学に比べて学費が安いので「全然すごくない」ということになります。
小樽商科大学の就職実績はすごい?
小樽商科大学の就職者は卒業生の内、約95%となっています。
厚生労働省が出している【令和6年3月大学等卒業者の就職状況】内で、国公立の令和6年度就職希望率を見ると55.8%となっているため、小樽商科大学の就職希望率はかなり高いと言えます。
一方の進学率は1%となっており、多くの生徒が大学卒業後に就職しているようです。
就職者の業種のうち、目立つところは以下の3業種となります。
情報通信業では「サイバーエージェント」「KDDI」「東日本電信電話」など。
公務では「札幌国税局」「札幌市役所」「札幌地方裁判所」など。
金融・保険では「北海道銀行」「みずほフィナンシャルグループ」「東京海上日動火災保険」などが見受けられます。
情報通信や公務への就職実績が多く「すごい」
国立大学という点から、学歴フィルターにも掛かりづらいと考えられるため、Fラン卒や高卒では通常辿り着けない就職先が選択肢としてたくさんあります。
有名企業400社実就職率ランキングにおいても好成績を残しているので、就職がすごい大学と言えるでしょう。
小樽商科大学のネット評判(知恵袋)はすごい?
小樽商科大学のネット上での評判は「知名度が無い」というニュアンスのコメントが多く見られます。
小樽商科大学のネット評判で、ボロカスに言われていることはほとんど見かけませんが、就職以外の面で良く言う評判もあまり見かけませんでした。
ネガティブな評判としては
- 道外での知名度がない
- 校舎がボロい
といった内容です。
北海道大学に次ぐ道内No2の国立大学ではあるものの、全国的な知名度が低すぎるようです。
北海道大学の学生は道外での就職を目指す方が多いようで、その結果、道内においては小樽商科大学が実質的にNo1レベルに引き上げられやすいとのこと。
道内における就職に関する評判は「すごい」と言えるでしょう。
まとめ
小樽商科大学は「ちょっとすごい」と言えます。
Fラン卒や高卒に比べれば「かなりすごい」。
道内で就職を考えているなら進学の価値は特に高いでしょう。

当サイト独自の「すごい度ランク判定」において、小樽商科大学は「Cランク」としています。